川崎さんぽ

歴史

更新日 2019/07/02

 新盆と旧盆

新盆と旧盆、何が違うの?

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お盆は先祖の霊を迎え入れ、供養する期間のことです。
実はこのお盆、地域によって時期が異なり、7月の新盆、8月の旧盆の二種類があります。
全国的には8月の旧盆が主流ですが、川崎では新盆が主流です。

お盆の時期が異なることには、明治時代に暦の国際基準化を目的として行われた改暦が関係しているそうです。
この改暦によって日本の様々な行事は、30日間後ろにズレていくことになりました。
そのため、旧暦7月15日に行われていたお盆は、新暦の8月15日に行われるようになったのです。

東京を中心とした一部地域では新盆ですが、多くの地域では旧盆。
農業が盛んな地方の7月は農繁期で忙しいために1か月遅らせた説など、地域ごとのお盆時期には諸説あるようです。

お盆の風習は、地域によって異なります。
ご先祖様が現世に戻ってくる時の目印になるように迎え火を焚き、無事に帰れるように送り火を焚くのが有名です。
中でも京都の送り火(大文字焼き)は有名な行事のひとつですよね。
他にも、ご先祖様があの世に帰る最後の夜には、盛大な盆踊りが行われたり、新盆の地域では七夕が一緒に行われたりすることもあるようです。


お盆にお戻りになられたご先祖様を歓迎するために、色々なお供えをします。
動物に見立てたナスやキュウリも有名ですよね。
そして、ご先祖様の疲れを癒すお団子が重要です。
東照各店では、お迎え団子を販売いたします。



落雁を三段に重ねた人気商品も並びます。
昔は砂糖が大変貴重だったため、砂糖をたくさん使ったお菓子は贅沢品でした。
普段はまず口にすることができない砂糖菓子の落雁は、文字通りご先祖様への最上級のおもてなしだったのです。


お盆とイメージの似ている行事として、お彼岸が挙げられます。
お彼岸は、3月の春分の日と、9月の秋分の日の前後3日間を合わせた7日間のことです。
太陽が真東から昇り、真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が一番近づく日と考えられていたそうです。
お盆はご先祖様があの世からこの世を訪れるのに対し、お彼岸はこの世があの世に近づくという違いがあります。

知れば知るほど奥深い、日本の伝統的な行事や文化をもっと勉強してご紹介していきたいと思います。

※掲載内容は取材当時の情報です。

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